木製ベンチの座面と背もたれの間のカーブしている板の加工依頼を頂きました。

上記の断面で、長さ2.5メーターの木材を加工します。
木材はアフリカ産のドゥッシー材というもので、とても重くて固い木です。

木工というより大工技術で粗取りをします。



傾斜縦軸モルダーで少しずつ削ります。

昇降盤でカーブの部分も少しずつ落とします。
次に、昇降盤に丸ノコの刃を付けて、正確な治具を作って、2段階の加工でカーブを完成させます。
サンドペーパーで刃の跡を全て消して、面を綺麗に仕上げます。
最後に両端の止め加工も行います。
完成したベンチパーツを発送して、現場では他の職人の方が取付作業を行います。

現場の先生から「思った以上の精度で仕上がっているので、取付やすい」と言っていただきました。

全工程ではないですが、いくつかの作業工程が下記の動画で見れます。