厚み30mmのロシアン白樺合板でオリジナルデザインの折り畳み椅子を作りました。
折りたたむ仕組みなど、色々調整しながらCADで設計して、
CNC機械で加工しました。
板を直接切り抜いたものが椅子の畳んだ状態になるので
畳むと完全にフラットになりますし、白樺の模様も椅子の各パーツで繋がっています。
まずは椅子全体の外周を一回切り抜いて、そのまま外周の磨き仕上げを行います。
次に、各パーツを切り抜く前に、回転軸の横穴を開けます。
畳んだ状態でズレ無しで完全にフラットになるように、この段階で開けます。
横穴を開けるためにも、工夫して、テーブルの横を使って、CNCで加工しました。
再度テーブルに固定して、次のパーツを切り抜きます。
そして、残りの軸穴を開けるために、また横に固定して、加工します。
テーブルの上で最後の切り抜き工程を行います。
ここでは脚の上部の半丸加工をします。
そして、ボルトなどを使って、全てのパーツを組み立てます。
ボルトは板の中に埋め込んで、白樺の蓋を被せるので、金具は全部隠れた状態になります。
ウレタン塗装をして、足裏に傷防止フェルトを付けて、完成になります。